Ogihara Ryo

プログラミングが目的だっていいじゃない プログラマーだもの

Saturday, 11 19, 2016 19:32:52

最近、しつこいほどに「プログラミングは手段であって目的ではない」って言葉をよく聞く。「プログラミングってのは、顧客の望みを叶えるとか、何か作りたいサービスがあるとか、そういった目的を達成するための手段の1つでしかないんだよ」って意味だと捉えている。ビジネス的視点では間違いなく重要な視点なのだろう。

ただ僕は、サービス作って一山当てるとか、ビジネス的な成功に興味がない。プログラミングが楽しいからプログラミングそのものを目的としている。むしろ、スキルポイントをプログラミングに極振りしたプログラミング大好きなプログラマーが、市場価値や待遇が保証される社会を作ることに興味がある。

極端なことを言えば、kintone 等を使って対してコードを書かずにプロダクトを成功させた場合と、ディレクションが不十分でビジネス要件を満たせておらずプロダクトは失敗に終わったけど誰も求めていない機能が最高に美しく実装できた場合であれば、個人的な仕事の満足度は後者の方が高い。

実際、プログラミングそのものが楽しいから(あるいは楽だから)プログラマーをやっている人は多い。「プログラミングは手段であって...」という人は、決まって「コードしか書けない奴は淘汰される時代が来ている」と言うけど、ビジネスにもプログラミングにも没頭できずに、フラフラしている状態よりはまだ安全だと思う。

ビジネス畑の人と技術畑の人が上手く棲み分けして協力関係にある社会になれば、ビジネス畑の人が技術畑の人に「お前もビジネス学べよ」と言ったり、技術畑の人が「お前も技術学べよ」と言ったりすることはなくなって、「プログラミングは手段であって目的ではない」という言葉も、自前でサービスを作りたいプログラミング初学者等にのみ向けられる適切なアドバイスになるのだろう。

ただ、全てのプロダクトにビジネス屋と技術屋のインターフェースを取り持ってくれるスーパーマンが配置されるのは夢物語だ。プロダクトの成功のためには、お互いが共通言語で会話できるレベルには歩み寄る必要がある。このベストな間合いを誰か偉い人が定義してくれないかな、と思う。

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